コウモリガ 学名 Endoclyta excrescens
分類 チョウ(鱗翅)目
加害樹 プラタナス、ヤナギ類、キリ、ハンノキ、ヤシャブシ、ウツギ、クリ、クヌギ、ナラ、カシ類など多岐。きわめて雑食性。
地上での卵で越冬し、翌春ふ化後、付近の草本類に食入する。3〜4齢になると、樹木の樹幹に移動、食入する。
通常は幼虫のまま越冬し、翌年の8月に加害部樹幹内で蛹となる。羽化後、夕刻から飛びはじめる。地上近くを飛びながら卵を産み落とす。
加害部 樹幹
加害時期 1回/2年(加害部は通年見ることができる)
防除方法 加害部に大きな糞塊を付けるので、見つけしだい、糞塊をとり除き、揮発性のある殺虫剤(DDVP、ダイアジノンなど)を穴に注入する。弱齢期に食入する、雑草を刈り取ることも有効。
人への害 特にない。
樹幹内を食害し、排泄物を外部に出す。このとき糸でつづって大きな糞塊とするので、加害部がよく分かる。
柔らかい材質の樹種に、被害が多い。根際付近の幹に大きな穴を開けられるために、強風で倒れる被害がある。
クサギの加害部

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港北区
060717
幼虫は10齢以上を経過すると言われる。老熟幼虫は60mmになる。黄白色で、各体節に褐色の斑紋がある。 幼虫

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060717
アジサイに加害すると、加害部より上は、折れるか、枯れる。今年の軸に加害する。 アジサイ加害部

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060707

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