AKAYAプロジェクト炭焼き(3)

炭の火入れは、3〜4日かかると言われている。今回は、5月の連休を利用した。
5月4日に点火し、窯の口を非常に小さくして、一晩をおいた。
2日目からである。

2006年5月5日 金曜日 晴れ

二日目の朝。煙突から出る煙の、白さが少し薄くなり、向こう側が心持ち、透けて見えるようになった。手をかざすと瞬間にベトっとして、まだまだ湿気が多い。


状況を笛木師匠に連絡すると、夕方には確認をしにくる、とのこと。この日は、一日黙々と蒸し焼き状態で終わる。
2006年5月6日 土曜日 晴れ

煙突の煙は、青く透明で、ほとんど見えなくなっていた。だが、手をかざすと、まだ湿気は確かにある。煙が青くなったら、空気取り入れ口を、一旦大きく開け、炭を一気に焼く、と言われている。


このまま続けていても、全体が均一な訳ではないので、炭になっていない部分もあれば、灰になってしまう部分もあるのだろう。最後に残った水気や不純物を、一気に蒸発させるために、一旦窯の中を高温にする。いわゆる焼きを入れる。
そのタイミングが、まだよく分からないでいる。

窯の口のフタ。表面のひび割れをふさぐために、とろとろに溶いた粘土を、ヒビに流し込む。その作業を何度も繰り返す。

口の蓋は、燃焼が進むと乾燥し、どんどんひび割れる。放っておくと、そこから空気が入り、炭が灰になってしまう。だから小まめに、とろとろ粘土で補修しなければならない。今回は、途中で少しさぼってしまった。


煙が見えなくなったころ、師匠の指示で、焼きを入れるために、空気取り入れ口を大きくした。中をのぞくと、真っ赤な炭が見える。

同時に煙突も全開にする。その煙突からは、再度、白みがかった煙が出た。

しばらくして、煙突にマッチをかざすと、20秒ほどで火がついた。それが10秒になり、4〜5秒になると、火を落とすタイミングだ。

口に適当な大きさの石を入れ、粘土でふさぐ。

土を上から盛り上げ、空気が通らないようにする。

30分後、煙突の穴もふさぐ。土管をどけて、穴に石を置く。

空気取り入れ口と、同時に閉めないのは、窯の中の不純物ガスを抜くためである。

石の周りを粘土でふさぐ。

ここにも土を盛り上げて完了。さて、良い炭が熟成されますように。

この後、サポータは解散したが、、師匠は様子を見に来てくれた。窯自体が熱で膨張してひび割れると、その割れ目から空気が入り、炭がだめになる。しっかりと火が消え、窯の熱が冷めていくのを、確認する必要があるのだろう。






続く

 

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