オニヤンマ

分類 昆虫 蜻蛉(トンボ)目オニヤンマ科
名前(漢字、学名) 鬼ヤンマ Anotogaster sieboldii
神奈川県での分布 ふつう ほぼ全域。きれいな湧き水があればどこでも。
出現期、場所 成虫 6月〜10月に出現。雑木林を流れる小川沿い。水のきれいな小さな流れの泥の中に産卵する。
幼虫 越冬する。幼虫期間は4〜5年と長いため、環境指標になる。


日本で最大の大きさになるトンボ。
枝などにつかまり、翅を広げぶら下がるようにして止まる。
雄は流れや道路などに沿って直線的に往復して飛びパトロールする。
上野原市秋山 120829


全体は黄色と黒の縞模様。複眼は鮮やかな緑色で、左右が点で接している。
写真は雄に見える。雌は腹部が細くくびれず寸胴になる。
上野原市秋山 120829


半日影の水の綺麗な小さな流水に産卵する。
体を立てて、落ちるように水底の泥に尾部の産卵管を入れて産卵する。
群馬県水上町赤谷 110806


ヤゴは数年水中で成長する。
群馬県水上町赤谷 110605


4年前に人工的に作った流れの近くで。
冬に水が枯れたり、霜柱が立ったりした流の中で育ったヤゴの脱け殻。
上野原市秋山 150629


クロスジギンヤンマの脱け殻との比較。
明らかに大きさが異なる。また脱け殻は透明ではなく泥を被ったように見える。
上野原市秋山 150629