タケノホソクロバ 学名 Artona martini
分類 鱗翅(チョウ)目マダラガ科
加害樹 イネ科のササ類、タケ類
葉の裏側や枝の分岐部の蛹で越冬し、5月に羽化する。幼虫は年2回〜3回発生する。 加害部 幼虫(葉・食害)
加害時期 2回〜3回/年(5月〜6月、7月〜8月、10月〜11月)
防除方法 市販のスプレー殺虫剤などで有効。散布面積が大きい場合は、スミチオンなどの、有機リン系殺虫剤も効果がある。
人への害 幼虫の毛に触れると、かぶれる。死骸や脱け殻でもかぶれるので要注意。
翅の開帳が約20mmのガで、翅には鱗粉が無い。日中に飛翔する。 成虫

横浜市
港北区
篠原園地
060920
弱齢幼虫は葉肉のみ食べるので、加害された葉は白くなり目立つ(下の写真)。老熟幼虫は主脈を残して葉全体を食害する。食害した跡は写真のように直線的になる。
体毛は有毒で触れるとかぶれる。
老熟幼虫

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港北区
篠原園地
060707
ベンチの座板の裏に大量の蛹があった。通常は葉の裏や、枝の分岐部に作られる。
人工物に繭を作る習性のためか、老熟幼虫は家の中や、ベンチの上、手摺りの上などに登ってくる。
繭と老熟幼虫

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篠原園地
071109
弱齢幼虫は葉肉のみ食べるので、葉が白くなり目立つ。この状態が見えるようになったら、早急に薬散防除をする。 弱齢幼虫の食害

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篠原園地
101018
葉の緑の部分がほとんど見えなくなることもよくある。この時点で薬散しても手遅れである。 老熟幼虫の食害

横浜市
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篠原園地
060709

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