ハナヒリノキ 学名 Leucothoe Grayana
別名 ハコネハナヒリノキ、ウシコロシ
鼻○の木(○の字は表示不可) 分類 ツツジ科イワナンテン属 (落葉低木) 有毒植物
葉の粉末を、鼻に入れるとくしゃみ(はなひり)が出るから、とか。なぜそんな名前に成ったかは不明。 原産・分布 北海道、本州(和歌山、奈良、京都以北)
神奈川県 箱根や丹沢の岩場やガレた礫地に生える。丹沢では尾根筋。
用途 特になし
山地に生える。よく分枝し、若枝に細毛が生える。
丹沢では、葉裏の葉脈が、大きく突出したものを変種とし、ハコネハナヒリノキと言うそうだ。
★毒★全木にグラヤノトキシンなどを含む(嘔吐、下痢)。
★効用★家畜の皮膚に付く寄生虫駆除


丹沢
神ノ川
060903
葉は互生し、ほとんど柄は無く、葉身は長楕円形。縁には毛状の鋸歯がある。葉脈は下部に突出する。

丹沢
神ノ川
060903
花は7〜8月に、本年枝の先に長い総状花序を付ける。花冠は5mmほどの壺形で、先は5裂して反り返る。
花は花序の下の方から咲く。写真は先の方の花が咲いている。花は下向きに咲き、果実は上向きになるのがわかる。



群馬県
水上町
赤谷
090704
実は五角の扁球形の朔果で、花柱が残る。

丹沢
雨山峠
081122
黄葉と言えるのかどうか分からないが、かすかに黄色になっている。ツツジの仲間は、多くは紅葉がきれいになる。 黄葉

群馬県
水上町
赤谷
071103
1年枝は赤みを帯び、2筋の細毛におおわれる。冬芽は2列互生で開出する。
スノキの冬の枝と似る。スノキの冬芽はやや開いた伏生となる点が違う。
冬芽

丹沢
雨山峠
081122

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