カゴノキ

学名 Litsea lancifolia
別名 コガノキ、カゴガシ、カノコガ
鹿子の木 分類 クスノキ科カゴノキ属 (常緑高木)
樹皮が鹿子模様に見えるための名。 原産・分布 本州(千葉県以西)、四国、九州、沖縄、台湾、朝鮮南部
神奈川県 三浦半島や大磯丘陵など沿海部に多い。内陸にも分布。
用途 器具、楽器、床柱、薪炭
暖地に生える。樹高は15〜20mになる。

神奈川県
大磯町
高麗山
070406
カゴノキ樹
樹皮は灰褐色〜灰黒色で、点々と丸い薄片になってはげ落ち、あとが白い鹿の子模様になる。
若い幹は緑褐色で、大きな皮目が多い。薄片のはげ落ちは少ない。

若い幹


神奈川県
大磯町
高麗山
070406
カゴノキ幹
葉は、枝先に集まって互生し、葉身は長楕円形または、倒卵状披針形。縁は全縁。革質で、表面は緑色、裏面は粉白色。初めは両面に毛があるが、後に無毛になる。葉柄には毛が残る。

神奈川県
大磯町
高麗山
070406
カゴノキ葉
雌雄異株。花芽(蕾)は球形で、葉腋に3〜4個つく。柄は無い。9月に咲く。
写真は雄花序。撮影時、花は咲き終わってしまっているが、まだ固い蕾もある状態だった。どうしてこうなるのかよく分からないでいる。
花殻・蕾

神奈川県
大磯町
高麗山
070923
カゴノキ花
若枝は無毛で、縦に長い皮目がある。頂芽は長楕円形で、やや尖り、芽燐が瓦状に並んでいる。 枝・芽

神奈川県
大磯町
高麗山
070923
カゴノキ枝

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