モチノキ 学名 Ilex integra
別名 イヌモチ、トリモチノキ、モチ、
黐の木 分類 モチノキ科モチノキ属 (常緑高木)
内樹皮を水につけ、砕いて鳥黐を作る。 原産・分布 本州(宮城、山形県以西)〜沖縄。朝鮮南部、中国、台湾
神奈川県 山地を除き、全域に普通に生える。
用途 庭木、染料、鳥黐
海岸近くの山地に生え、庭木としてもよく植えられている。樹高は20mほどになる。

中央区
浜離宮
020529
樹皮はなめらかで灰褐色だが、若いうちは緑色を帯びる。樹皮から鳥黐(とりもち)を作る。

東京都
海の森公園
170211
葉は互生、葉身は倒卵状長楕円形で革質。表裏面ともに無毛、葉脈は不明瞭。縁は全縁あるいは低い鋸歯があり、大きな波状になる。

東京都
海の森公園
170211
雌雄異株。花は4月に咲く。葉腋に多数束生する。花弁、萼片ともに4枚 雄花

川崎市
(植栽)
040331
葉腋に束生し、球状になった雄花。 雄花

横浜市
鶴見区
(植栽)
030417
果実は球形の核果で、冬に赤く熟す。鳥の餌になる。

神奈川県
農業研究所
021211
冬芽は、頂芽は三角形状だが側芽は球形になる。いずれも小さい。 冬芽

東京都
海の森公園
170211
モチノキメフクレフシ(黐の木芽膨れフシ)。タマバエが、4〜6月に腋芽に産卵する。虫こぶは秋までに成熟し、幼虫は3月頃には蛹化を始める。虫こぶ内に幼虫がいる間は、緑あるいは部分的に暗紫色をしているが、成虫が羽化すると木質化する。
モチノキの仲間に共通の虫こぶ。1個の虫こぶに1〜10匹の幼虫がいる。
虫こぶ

立川市
昭和記念公園
050306

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