ヌルデ |
学名 | Rhus javanica L. | |
| 別名 | フシノキ japanese Sumac(英) |
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| (漢字不明) | 分類 | ウルシ科ウルシ属 (落葉小高木) 有毒植物 | |
| 幹を傷つけると、白い漆液を出しヌルヌルするので。あるいは漆液を塗料(ヌテ)とするので。 | 原産・分布 | 北海道、本州、四国、九州、沖縄、台湾、中国、朝鮮、ヒマラヤ | |
| 神奈川県 | 県内全域の山野に、普通に生える。 | ||
| 用途 | 特になし | ||
| 山野に普通に生え、特に林縁部に多い。幹や枝は、斜上し、枝分かれは多くはなく太い。樹皮は灰褐色で、皮目が多い。 典型的な陽樹(明るい場所を好む樹)で、いわゆる先駆(パイオニア)植物である。だから林縁部に多い。そして、後発のより大きい樹木が育ってきて、陽が当たらなくなると枯れてしまう。 幹を傷つけると出る液は、普通はかぶれない。 |
若木幹 神奈川県 二宮町 040508 |
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| 葉は互生し、奇数羽状複葉で小葉は3〜6対ある。小葉は長楕円形または卵状長楕円形で、無柄、縁は粗い鋸歯がある。小葉の間の葉軸に、翼があるのが本種の特徴。ただし翼の無い変異もままある。 若枝、葉軸、葉裏には褐色の毛を密生する。 |
葉 神奈川県 二宮町 040508 |
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| 雌雄異株。8〜9月に、本年枝の先に円錐花序を付け、黄白色の小さな花を多数開く。 | 花 丹沢 水の木 040718 |
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| 果実は、4mmほどの扁球形の核果。紫黄色あるいは白緑色で短毛を密生する。熟すると、酸塩味のある白い粉に被われる。 信州ではかつて、これを煮て塩の代用にしたとされる。塩分は含まれていないので健康食かもしれない。試しに1粒口に入れると、確かに塩辛い味がした。 |
実 丹沢 丹沢湖 041016 |
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| ウルシの仲間は、紅葉時期が早くてきれい。 | 紅葉 群馬県 新治村 041010 |
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| 若枝は褐色の皮目が多く、太く見つけやすい。葉痕は冬芽を囲んで、U字あるはV字形になる。冬芽は半球形で、黄褐色の軟毛が密生する。 葉柄内芽→ |
冬芽 神奈川県 二宮町 050123 |
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| ヌルデミミフシと呼ばれる。葉軸の翼に、アブラムシの1種が寄生してできる、袋状の虫こぶ。虫こぶを切ると、中にはアブラムシが、ぎっしりと集団生活をしている(写真右)。この袋状物質には、タンニンが50〜70%含まれており、染色に用いられる。袋の形状が異なる虫こぶもある。 「夏の虫こぶいろいろ」 |
葉虫こぶ 丹沢 水の木 040918 |
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| こぼれ話 「五倍子」 ウルシの仲間だが、ウルシは採れない。代わりにいろいろ役立つ。虫こぶはその代表で、中国では「五倍子」と書いて、産業としてタンニンを大いに産出している。日本では「ゴバイシ」あるいは「フシ」と呼ぶ。医薬品、インクや染料の原料、革なめし用などいろいろ使われる。実などにタンニンを含むため、ヌルデミミフシの代用に使われた樹に、「フシ」の名のつくものがある。キブシ、ヤシャブシなど。 「フシ」という言葉は、虫コブの名前にも汎用的に使われている。ヌルデミミフシのように、名前の最後に「フシ」を付けるのが標準になっている。もともとは、虫コブをフシと呼んでいたのが、このヌルデミミフシを経由して、タンニンがとれる樹の名の語尾に、「フシ」が付いたと思える。 |
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