トウゴクミツバツツジ

学名 Rhododendron Wadanum
別名  
東国三葉躑躅 分類 ツツジ科ツツジ属 (落葉低木)
関東の山地に、普通に見られるミツバツツジのため。 原産・分布 本州(宮城県以南、関東、長野、岐阜、三重県鈴鹿山麓))
神奈川県 丹沢、箱根のブナ帯にやや普通に見られる。
用途 特になし
西丹沢自然教室から檜洞丸への登山道は別名ツツジ街道と呼ばれ、シロヤシオ、トウゴクミツバツツジが見事に咲き乱れる。
花の時期を過ぎれば目立たない地味な灌木になる(下写真)。


丹沢
檜洞丸
070603
ミツバツツジの仲間は、地域により種を分けるものが多い。
神奈川県に自生するのは、本種とミツバツツジ(山地の下部)、キヨスミミツバツツジ(箱根に稀)だけ。トウゴクミツバツツジは、山地上部ブナ帯を中心に分布している。


丹沢
臼ヶ岳
060903
3枚の葉が上向きに開く。同時に表を外側にして丸まっていた葉が平開していくのが分かる。 芽吹き

丹沢
犬越峠
070520
葉は枝の先に3輪生し、葉身は広菱形、先は尖る。若い葉は、葉柄と葉の裏面に軟毛が多い。
後に裏面の葉脈と、葉柄に毛が残る。ミツバツツジと比べ、葉脚部がくさび形で、縁は内側に巻き込まない。


丹沢
丹沢山
040513
花は5月、葉と同時に開く。枝の先の混芽から1〜2個出る。花冠は紅紫色で広い漏斗状。雄しべが10本あり、長さは不揃い。

丹沢
丹沢山
040513
冬芽や刮ハの果皮に毛が多い。 冬芽

丹沢
大室山
051126
枝は繰り返し分岐し、分岐部で複数の短枝の先に冬芽ができるという特徴的な形になる。

丹沢
大室山
070201

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