ヤブツバキ

学名 Camellia japonica L.
別名 ツバキ、ヤマツバキ
山茶(中)
藪椿 分類 ツバキ科ツバキ属 (常緑高木)
厚葉木(アツバキ)あるいは、艶葉木(ツヤバキ)から変化した名。本来、野生のものをツバキと呼び、ヤブを付ける必要はない、と言う説もあり。 原産・分布 本州、四国、九州、沖縄、朝鮮南部
神奈川県 シイ、カシ帯に広く分布
用途 庭木、公園樹、器具、彫刻、実から椿油
自生の北限は、青森県東津軽郡平内町で、そこの群落は天然記念物に指定されている。沿海地に多く自生するが、山地にもある。酸性、アルカリ性に耐えてよく生育する。高さは10〜15mになる。
中国には遣隋使の頃から伝わった。西欧にも伝わり、17世紀末頃より、常緑の樹としてもてはやされ、実生による園芸品種が多数作られている。デュマの名作「椿姫」は、この頃の作品。


横浜市
港北区
070108
樹皮は灰白色でやや平滑。小瘤状の皮目が多く、ときに微細なしわがある。生育が遅いため、材は詰まって強く堅く、磨けば光沢が出る。

神奈川県
二宮町050123
葉は互生、葉身は長卵形で厚くて革質、硬い。表面は光沢があり、裏面は淡緑色。主脈は凹み、側脈はあまり目立たない。縁には細かい鋸歯がある。
表面の光沢は、典型的な照葉樹で、厚いクチクラ層によるもの。海岸での潮風や直射日光などから葉身を守っている。


神奈川県
二宮町040410
2〜4月に、枝先に赤色の花が1個ずつ付く。園芸品種で白花もある。下向きに咲くため、葉の陰になりやすい。サザンカは上向きに咲く。
花弁は5枚で厚く、平開しない。雄しべは多数あり、下半部が合着して筒状になる。さらに基部は花弁と合着しているため、花弁は散らず、花全体が一緒に落花する。
雄しべの筒の内側には、多量の蜜がある。早春の、まだ虫が少ない季節の花のツバキは、メジロ、ヒヨドリなどの鳥が花粉を運ぶ。鳥は、この筒の中に顔を突っ込んで蜜を吸う。


神奈川県二宮町
040410
刮ハは3〜5cmの球形で、熟すと3裂して、暗褐色の種子を2〜3個出す。写真はまだ若い。厚い果皮も茶褐色になる。
この種子から椿油を採る。


横浜市
港北区
(植栽)
060920

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