クサギの花


花序は多出の集散花序となり長い柄に多くの花がつく。
横浜市鶴見区030818


咲き始め。萼の中から白色の花冠が出てくる。
神奈川県二宮町 120811


赤い部分は細い筒状の花冠基部。子房や蜜腺は萼の中にある。
神奈川県二宮町 120811


花冠の先が5裂して平開すると、黒紫色の葯をもつ雄しべが4本長く突き出てくる。
この長い筒の奥から蜜を吸えるのは、長い口を持つガやチョウたち。
蜜を吸うときに体を花粉まみれにする。
神奈川県二宮町 120811


雄性期の花(雌しべが垂れている)
横浜市鶴見区030818


雌性期の花(雄しべが垂れている)。
雄性と雌性の時期をずらすことで自家受粉を避ける工夫をしている。
横浜市港北区070802


咲き終わった花(写真右)は萼がより赤みを帯び、花冠が脱落する。
一つの花序の中に、いろいろな段階の花が混在しているのが分かる。
横浜市港北区050730