クサノオウ

学名 Chelidonium majus var. asiaticum
別名 イボトリ、タムシグサ
白屈菜(中)
(下欄) 分類 ケシ科クサノオウ属 (越年草) 有毒植物
語源の説に合わせて漢字も異なる。黄色の乳液が出るので「草の黄」、皮膚疾患の薬として「瘡(くさ)の王」、薬草の王様として、あるいは黄色の美しさから「草の王」など。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州。朝鮮、中国、サハリン。
神奈川県 県内全域に点在する。日当たりの良い道ばた、草地、林縁、石垣の間などに生える。
花の時期 5月〜7月


30〜80cmに茎が育つ。茎は数回分岐し、葉腋に黄色い花を散形状花序につける。
茎、葉裏、萼などに縮れた長い毛が多いため白っぽく見える。
千葉市小倉の森 140417


葉は1〜2回羽状に裂ける。葉だけを見ているとキク科の植物にも見える。
上野原市秋山 130514


花弁は4枚、雄しべは多数、雌しべは太く青虫のようでもある。
花言葉「思い出、私を見つけて、枯れた望み」
上野原市秋山 130514


全草、傷をつけると黄色い乳液を出す。
多種類のアルカロイド成分を含み触れると炎症をおこす場合がある。
★薬効★民間薬としてタムシ、疥癬、白癬などの皮膚病に生汁か煎じ汁をつける。
千葉市小倉の森 140417


実は細長い刮ハ
上野原市秋山 150512


鞘が黄色くなると熟す。種子は直径1〜2mmほどの黒い粒。
すべての胚珠が熟すわけではない。白い粒は未熟の胚珠。
上野原市秋山 150528

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