ミゾソバ

学名 Polygonum thunbergii
別名 ウシノヒタイ、カエルクサ、ハチノジグサ、タデ
溝蕎麦 分類 タデ科タデ属 (一年草)
かつて田んぼの脇の溝などのまわりに群生していたことと、見た目がソバに似ていることからついた名。別名は葉の形が牛の顔ににているための名。 APG分類 タデ科タデ属 (一年草)
原産・分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、ウスリー
神奈川県 全域に普通に生える。
花の時期 8月〜11月


田んぼや池周辺、川辺、湿地など湿ったところに自然と生え殖える。全国に分布し、身近に生えるために地方名は多い。
茎には下向きの小さな刺があり、他のものにひっかけながら立ち上がる。茎の基部は地を這い、途中の節で根を出し殖える。
横浜市港北区篠原園地 101122


広い湿地で大きくなった群落。
かつて飢饉のときには、若葉を茹でてお浸しなどにして食べたとされる。
三浦市小網代 230411


葉は互生。基部が横に張り出た独特の形状で、これが牛の額に見えることから別名がついた。茎の上部の葉は単純な披針形になる。
★薬効★止血、リウマチ
止血には生の葉を揉み、傷口にあてる。リウマチには乾燥した葉・茎を煎じて飲む。
埼玉県嵐山町 110924


夏の終わりから秋にかけて、茎の先に白〜紅色の小さな花を10〜20個ほどつける。花被片(萼)は5個で、上部が赤く基部が白くなる。
開花しない花(閉鎖花)で結実することもある。
花言葉 「純情、風変り」など。
埼玉県嵐山町 110924


花被片が真っ白で、4個しかない花。
横浜市港北区篠原園地 101015


葉柄の基部に、茎をまいて托葉がある。この托葉はタデ科の特徴。
横浜市港北区篠原園地 101122


痩果。
横浜市港北区篠原園地 101122

樹げむのTreeWorld Top