センボンヤリ

学名 Leibnitzia anandria
別名 ムラサキタンポポ
千本槍 分類 キク科センボンヤリ属 (多年草)
秋の閉鎖花を槍に見立てた名。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄。
神奈川県 沖積地を除き全域に分布する。
花の時期 4月〜6月、8〜10月


日当たりが良い草地などに生える。
春と秋とに2度花をつける。春の花は舌状花と筒状花の両方をもつ。
秋の花は筒状花だけで閉鎖花になる。
花茎、葉など全体が春は白い毛が多い。
秋は葉も大きく、花茎も長くなる。
上野原市秋山赤鞍岳 150428


葉は根生しロゼット状になる。
葉は羽状に中裂するが、葉柄の翼とつながる。
春の葉は裏面に白い毛が密生する。
上野原市秋山赤鞍岳 150428


夏以降の葉。10cm以上になる。
長楕円形で羽状に深裂し、裏面はほぼ無毛。
2本の花茎が伸びている。
上野原市秋山 170729


春の花。
周りに舌状花が並び、中央に筒状花が集まる。
舌状花の裏面は紫色を帯びる。
花言葉「神秘、希望、辛抱強さ」
上野原市秋山赤鞍岳 150428


秋の花の蕾。
花茎も30〜50cmと長くなり、種子を遠くに飛ばしやすくなる。
上野原市秋山 170729


秋の花はすべて筒状花で開かず、閉鎖花となる。
写真は花の後。すでに種子は熟している。
上野原市秋山赤鞍岳 161016


秋の花は熟すと冠毛が広がり、晴れの日に風に乗り痩果を飛ばす。
上野原市秋山赤鞍岳 161016

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