タケニグサ

学名 Macleaya cordata
別名 チャンパギク
竹似草 分類 ケシ科タケニグサ属 (多年草) 有毒植物
茎が中空で竹に似ている草なのでついた名。 原産・分布 本州、四国、九州。中国、台湾。
神奈川県 市街地から山地まで全域に普通。道端、崩壊地、草地、林縁に生える。
花の時期 7月〜8月


山地では林道脇など日当たりの良い荒れ地に群生する。全体が白みがかることと、大柄な作りのために目立つ。
上野原市秋山 120807


茎は粉白を帯び中空。セリ科の特徴で、折ると黄色い乳液がでる。乳液は猛毒のアルカロイド成分で、かつてはウジ虫の駆除に使われた。
上野原市秋山 120807


葉は10〜30cmと大きく、裏面には白い細毛を密生する。菊の葉のように不規則な浅い裂状になる。
上野原市秋山 120807


茎の先に大型の円錐花序をつける。
大きな葉や花序と比べ、個々の花は小さく地味。花弁が無く、白い蕾を作るのは萼。萼の先が赤味を帯びきれい。
上野原市秋山 120807

この萼も開花で落ちる。多数の雄しべが線香花火のよう。
上野原市秋山 120807

受粉後は、子房が膨らみ始め、雄しべが縮れている。
上野原市秋山 120807


果実は広披針形で偏平な刮ハ。中に細かい種子がはいる。果序を振るとサラサラと良い音がする。
上野原市秋山 120807


春には新しい芽が生える。小さいが特徴がハッキリしている。
上野原市秋山 150428

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