ウラシマソウ

学名 Arisaema urashima
別名 ヘビノコシカケ、ヤマコンニャク
浦島草 分類 サトイモ科テンナンショウ属 (多年草) 有毒植物
花序の付属体の先端が、仏炎苞の口辺部から外に長く伸びる様子を、釣り糸を垂れる浦島太郎に見立てて付けられたた名。 原産・分布 北海道(南部)、本州、四国、九州
神奈川県 広く分布。シイ・カシ帯の低地の林床、竹藪などに生える。
花の時期 4月〜5月


葉は1枚で小葉が11〜15枚の鳥足状複葉になる。長い葉柄が地際から伸びる。花序は葉柄の基部から出る。
地下に栄養を蓄積する球茎がある。球茎には蓚酸が含まれ有毒。
独特の形状に伴う名前については、サトイモ科を参照。
横浜市緑区四季の森公園 090428


花は葉より低く咲く。付属体の先端が細く伸びて、葉より上に出る。浦島太郎の釣り糸に見えるだろうか。名前の由来となる。
テンナンショウの仲間では独特の姿といえる。

千葉市若葉区小倉の森 130419


仏像の後ろの光背に見立てた仏炎苞は暗紫色。
花言葉 「注意を怠るな、不在の友を思う」 浦島太郎伝説からの着想の言葉。
千葉市若葉区小倉の森 130419


雌雄異株
雌花。仏炎苞の中、多数の子房が密生している先端に柱頭が見える。
若い株が雄となり、年をとり大きな株になると雌しべが密生する雌株になる。途中で雌雄同居する株になる場合もある。

千葉市若葉区小倉の森 130419

雄花。仏炎苞の中、多数の雄しべが見える。
千葉市若葉区小倉の森 130419


春の芽生え。
葉を包み込む苞の中に、折りたたまれた葉と付属体(先端の釣り糸の部分)が見える。
落葉をかき分けたことで出てきた芽のため、全体が白味がかっている。
千葉市若葉区小倉の森 180315

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