クスサン

分類 昆虫 鱗翅(チョウ)目ヤママユガ科ヤママユガ属
名前(漢字、学名) 楠蚕 Saturnia japonica
神奈川県での分布
出現期、場所 5月〜7月 初齢幼虫は黒色、中齢以降は青白色の幼虫。
9月〜10月 大型、褐色の成虫
越冬 樹幹に産みつけられた卵塊
関連生き物
食物連鎖
天敵 食虫の鳥類、寄生蜂、ヤドリバエなど
幼虫食草 ブナ科、イチョウ、クスノキ、サクラ、ウメ、カキ、ケヤキ、ヌルデ、カツラ、カエデなど雑食性
成虫食餌 ヤママユの仲間は口吻が退化し餌を食べない。


白髪太郎(シラガタロウ)と呼ばれる幼虫。ヌルデを食餌中。近くの木は丸裸になっていた。
群馬県みなかみ町赤谷 100703


多量発生で擬木の手すりにそろって繭づくり。
群馬県みなかみ町赤谷 100703


繭。糸は採れないようだが、見た目丈夫そうな繊維は何か新素材になりそうな気もするが。
群馬県みなかみ町赤谷 090905


夜蛍光灯の灯に来た成虫。翅の中央部に目玉模様がある。
翅の紋は、後翅の丸い紋、前翅の楕円の紋、翅の縁に沿った波状の二本線が特徴。
灯火に集まるのは秋の半ば以降に多い。
上野原市秋山 110918


顔。口吻は退化している。
上野原市秋山 110918


昼の光の中で迷走飛行をしていた。
上野原市秋山 111017


模様が鮮明な個体。前翅の楕円の紋はハッキリしない。
群馬県みなかみ町赤谷 121007


スカシダワラとも呼ばれ、羽化後も残る繭。左に羽化時の脱出口がある。
丹沢城ヶ尾峠 080504