ニワウルシ

学名 Ailanthus altissima
別名 シンジュ(神樹)
樗(中)、Tree of heaven(英)、Goterbaum(独)
庭漆 分類 ニガキ科ニワウルシ属 (落葉高木)
ウルシに似ていて、庭に植えられるから。別名のシンジュは、欧州での名の直訳らしい。 原産・分布 中国北中部原産 (1875年ころ渡来。古くは近畿に野生)
神奈川県 野生化したものが広く見られる。
用途 庭木、街路樹、器具材
枝分かれが少なく、大きな羽状複葉の葉が、枝の先に集まって付くのが特徴的。高さは25mになる。
生育しやすく、道路脇や空き地などに、群生していることもある。


藤沢市
六会
050714
ニワウルシ樹
樹皮は灰白色。皮目が多くて滑らか。老木では、縦に浅い割れ目ができる。

品川区
林試の森
041031
ニワウルシ幹
各枝の先が芽吹き、展葉が始まった。複葉の先が赤味を帯びている。また中心には花序が顔を出している。 展葉

東京都
日野市
多摩動物公園
150502
葉は互生だが、枝の先に大きな奇数羽状複葉が集まってつく。小葉は6〜12対あり、卵状長楕円形で鋭尖頭。下半分の小葉の基部近くに大きな鋸歯が1〜2対あるのが特徴。鋸歯の先に腺点がある。
葉はシンジュサン(樗蚕)の食草。


丹沢
丹沢湖
050619
花は、6月に枝の先に数個の円錐花序を付ける。雌雄異株。
雄花は、花弁は5個、雄しべは10本で雌しべは退化している。
雌花には退化した雄しべが10本、先が5裂した柱頭がある。
雄花

藤沢市
六会
080611
ニワウルシ雄花
果実は狭長楕円形の翼果で、中央に種子がある。豆果のように見えるが、むけないので、鞘ではない。

藤沢市
六会
050714
ニワウルシ実
果実であり種子。 種子

藤沢市
六会
070116
一年枝は太く褐色。葉痕はハート型で大きいが、冬芽は小さい。 冬芽

藤沢市
六会
070327
ニワウルシ冬芽
秋の実生。これで1年目なのか? 実生

東京都
目黒区
林試の森公園
041031

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