ツルニンジン酒

2013年9月23日

手元の薬用酒の本でによると、
朝鮮では昔から朝鮮人参より薬効があるとして人気があり、
自生のものを採るだけでなく栽培もされており、食用にもされている、とあった。

山を歩いている時には、花の時期でないとほとんど気づかない。
しかし、樹げむ庵にはあちこちに自生している。
最近、裏手から林道に上がる道を作っていて、ツルニンジンの大きな株が邪魔になっていた。
秋になり根が十分に肥えたころ掘りあげてみた。

タワシで表面をよく洗う。茎の切り口や、根の傷から粘つく乳液が出てくる。
何となく薬効がありそうな雰囲気である。
根だけで砂糖は0(ゼロ)、ホワイトリカー1.8リットル。

2013年12月16日

ほぼ3カ月が経過した。
香りはかすかに朝鮮人参のような根茎の匂いがする。また色もわずかな褐色で、無色透明に近い。
漬けたビンの中には、根の周りに溶け出した乳液の固まりが浮いている。
薬効と味は1年ねかせた方が良いといわれる。

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