イタヤカエデの葉(神奈川の4亜種)
神奈川の自生種では、大まかには以下の通り。
5裂で深裂のものをエンコウカエデ(毛の有無でさらに亜種を分ける)
7〜9裂で浅裂、シイ・カシ帯のものがオニイタヤ、
ブナ帯がイトマキイタヤ(別名モトゲイタヤ)
エンコウカエデ葉表
ともにエンコウカエデとされる。裂数や切れ込みの深さに、かなり相違がある。
厚木市七沢森林公園 080514
エンコウカエデ葉裏
裏面は基部以外はほとんど無毛。
厚木市七沢森林公園 080514
ウラゲエンコウカエデ葉表
深い5裂で典型的な。
厚木市七沢森林公園 080428
ウラゲエンコウカエデ葉裏
裏面は葉脈上に白く長い毛がある。
厚木市七沢森林公園 080428
オニイタヤ葉表(雨で濡れている)
浅い7裂である。
丹沢三ケ瀬川 090531
オニイタヤ葉裏脚部
裏面全体に短毛があり、脚部に集中していない。
丹沢三ケ瀬川 090531
イトマキイタヤ葉表
見づらいが浅く7裂している。
丹沢城ヶ尾峠 080706
イトマキイタヤ葉裏
裏面全体はほとんど無毛で、基部に短毛が密生している。
丹沢城ヶ尾峠 080706