ドクダミ

学名 Houttuynia cordata
別名 ジュウヤク、シフキ(古)、イシャコロシ、ジゴクソバ、
蕺草 分類 ドクダミ科ドクダミ属 (多年草)
毒を抑える意味で毒矯め(どくため)が転じた名。古名シフキは漢字「蕺」の音から。古くから薬草として知られ、蕺薬(じゅうやく)とも呼ばれた。 APG分類 ドクダミ科ドクダミ属 (多年草)
原産・分布 本州、四国、九州、沖縄。中国、ヒマラヤ、東南アジア。
神奈川県 本ブナ帯を除いて全域に普通に生える。
花の時期 5月~7月


やや日影の湿ったところを好み、白く太い地下茎で殖え群生する。
全体に強い臭気があり、古くから民間薬として利用されている。加熱により臭気は和らぐので、天ぷらや和え物など山菜としても利用したり、葉を乾燥させてドクダミ茶として利用する。
★効能★通便、利尿。生薬名は「十薬(ジュウヤク)」で開花時の地上部を乾燥させる。
化膿性の腫物に生の葉を焙って貼り付ける。
臭気の元は各種のアルデヒド類などで、抗菌作用利尿作用がある。
横浜市港北区 100602


葉は有柄で互生する。表裏ともに光沢の無い暗緑色、心形で先は尖る。縁は全縁。茎や葉は無毛で茎はやや暗紫色を帯びる。
横浜市港北区 100602


葉と対生して花をつける。
4枚の白い花弁に見えるものは総苞片。穂状のものが花序で、花弁の無い雄しべと雌しべだけの花が多数ついている。雄しべは3個、雌しべは花柱が3裂する。
花言葉「白い追憶、野生」 詩的な花言葉だが意味不明。
横浜市港北区 100602


3裂した花柱を残した蒴果が多数つく。
横浜市港北区 100816


茎はそのまま白い地下茎(根茎)に続く。
地下茎の各節から細根が生え、節で分岐した地下茎の先から新しい芽が生える。
上野原市秋山 171004

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