フジカンゾウ

学名 Desmodium oldhamii APG Hylodesmum oldhamii
別名 フジクサ、ヌスビトアシ
藤甘草 分類 マメ科ヌスビトハギ属 (多年草)
草全体が、有用植物で栽培されるマメ科のカンゾウに似ているのでつけられた名。決して藤の花に似ているわけではないが、カンゾウではないという意味でフジがついたのではないか?。 APG分類 マメ科ヌスビトハギ属 (多年草)
原産・分布 本州、四国、九州。中国、朝鮮、沿海地方。
神奈川県 市街地、高標高の山地を除く全域に普通。樹林内に生える。
花の時期 8月〜9月


茎は直立し、1mほどの高さになる。茎には微毛がある。
葉は奇数羽状複葉を下部に集中して互生する。上部の葉腋および先端に長い花茎を伸ばし総状花序をつける。

上野原市秋山 220825


小葉は5〜7枚で倒卵形、先は鋭頭、質はやや薄い。
深緑色でやや光沢がある。
葉柄の基部には托葉がある。
上野原市秋山 220822


蝶形化は花序にややまばらにつく。
花序の下部から咲き始め、上部が咲くにつれ茎が伸びる。
上野原市秋山 220822


花は淡いピンク〜薄紫で蝶型。
大きく広い旗弁の下に翼弁と長く伸びる竜骨弁がある。
雄しべ、雌しべは竜骨弁の中にくるまれていて通常見えない。
花言葉 「背伸びした恋」 長い花茎の先に咲く様子から。
上野原市秋山 220822


豆果はくびれて2つの節になるので節果とも呼ばれる。
上野原市秋山 220822


節果の表面にはカギ状の毛が密生し、動物などにくっついて運ばれる。いわゆるひっつき虫
上野原市秋山 220825

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