ウド

学名 Aralia cordata
別名 ヤマウド
独活 分類 ウコギ科タラノキ属 (多年草)
土を持ち上げて芽を出すさまを生土(ウド)と表現した。うまいの「う」にフキノトウと同じトウがつき食べごろの薹(トウ)の意(吉田)、などの説がある。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州。サハリン、千島、朝鮮、中国。
神奈川県 全域で低地〜山地の林道脇などの林縁に普通に生える。
花の時期 8月〜9月


山野に生え、高さ2mにもなる大きな草。
木のように見えるが木でないもの、体ばかり大きくて役に立たない人を「ウドの大木」と例える。
上野原市秋山 140827


葉は2回羽状複葉で互生する。小葉は卵形で鋸歯があり両面に粗い毛が生える。
上野原市秋山 130531


夏に茎の先に大きな花序をつける。球状の散形花序が多数円錐状につく。
柄の先端の球状の花序が両性花で、下部につくやや小さい花序は雄花のみになる。
上野原市秋山 140827

茎の上部の両性花花序。花は淡緑色で、花弁、雄しべが5個、雌しべの花柱も5個ある。
上野原市秋山 140824


果実は液果で熟すと黒紫色になる。
上野原市秋山 120929


この年は木の葉がきれいに色づいた。ウドも仲間入り。
上野原市秋山 151109


太く長い根が何本も四方八方に伸びている。
根に爽やかな香りは無く土臭い。
太く大きくなった根は焼酎に漬けて薬酒とする。
上野原市秋山 141110


春先に地面から手が生えてくるかのように太い茎や葉柄が伸びてくる。
★食★芽出しのころの茎葉は香りが良く春の山菜として好まれる。
通常、山菜としてはもう少し大きくなったところを採って食べる。
栽培する場合は柔らかい土や枯葉などを厚く盛り上げておき、茎が長く伸びるようにする。
上野原市秋山 150410

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