エビヅル 学名 Vitis ficifolia
別名
葡萄蔓、海老蔓 分類 ブドウ科ブドウ属 (落葉つる性)
ヤマブドの古名が「えびかずら」。海老の柄の付いた目が、ヤマブドウや本種の実と似ているから?。 原産・分布 本州、四国、九州、朝鮮、中国
神奈川県 シイ・カシ帯〜ブナ帯下部の全域の林縁、空き地などに生える。
用途 特になし
巻きひげで、他の木やフェンスなどに絡みつく。葉と対生させて巻きひげが2節づつ出る。

横浜市
港北区
041007
エビヅル蔓
葉は互生し、葉身は広卵形あるいは卵形で、浅く3〜5裂する。列片の先は鈍頭。縁にはまばらな鋸歯がある。
表面は無毛、裏面には赤褐色の綿毛がある。よく似たノブドウは両面ともほぼ無毛。
葉表

横浜市
港北区
041007
エビヅル葉
雌雄異株
雄花および両性花がある。写真は雄性(と思える)。花弁は5枚だが先端で合生し、開花と同時に帽子を脱ぐように落ちる。
花は6〜8月に、葉とは対の位置に、円錐花序を付ける。花序となった節の巻きひげは、花柄からでる。


藤沢市
六会
050827
エビヅル花
果実は小粒の液果で約5mm。10月半ばには黒く熟し食べられる。

藤沢市
六会
091021
エビヅル実
秋には、葡萄色に紅葉していた。 紅葉

東京都
清瀬市
051110
エビヅル黄葉

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