ムクゲ 学名 Hibiscus syriacus L.
別名 キハチス
木槿(中)
木槿 分類 アオイ科フヨウ属 (落葉低木)
漢名の木槿の読み(モッキン)が、朝鮮語名無窮花(ムグンカ)の影響で訛ったとされる。別名は同じ1日花のハス(ハチス)の花から。 原産・分布 中国原産 (安土桃山時代以前?の渡来)
神奈川県 自生は無い。
用途 庭木
庭によく植えられる。幹はよく分岐し、3〜4mの株立ち状になる。
韓国の国花。


横浜市
港北区
060707
樹皮は灰色で丈夫で折れにくい。材は水気が多く、柔らかい。
薬効水虫、皮膚炎。生薬名は「木槿皮(もくきんぴ)」。樹皮を剥いで日干しにしたもの。


横浜市
港北区
040717
葉は互生し、葉身は卵形、浅く3裂する。縁には粗い鋸歯があり、裂片がたくさんあるかのようにも見える。

横浜市
港北区
(植栽)
050813
学名のとおりハイビスカス(日本名ブッソウゲ)の仲間。花はよく似ている。7〜10月に、本年枝の先の方の葉腋に咲く。
雄しべは、5個が合着して筒状になり、柱頭がその筒の先から出ている。柱頭の先は5裂している。
花粉媒介:昼行性のスズメガ
花言葉「デリケートな美、繊細な愛、信念、尊敬」 


横浜市
港北区
040717
1日花であり、朝に開いて翌日には写真のように萎む。多数の花が、次から次ぎへと咲くため、花期が長い。→「花の命は短くて - 夏の花・冬の花」参照。
白花や八重咲きなどの、園芸品種が多い。
花後

上野原市
秋山
160817
冬には、朔果が目立つ。熟すと5裂して、長い毛のある種子が風で飛ばされる。 果実

横浜市
港北区
篠原園地
071114
種子は5mmほどで、褐色の扁平な豆の形。長い毛が羽のようにつく。おもしろい形をしている。 種子

上野原市秋山
190107
枝の先がこぶ状になっている。3つの円形が托葉痕、横にある半円形が葉痕、それらの間で小さく突き出ているのが冬芽(裸芽)で、目立たない。寒い地方では、枝先は枯れる。 冬芽

品川区
林試の森
050318
上の写真の托葉痕やら葉痕の間から新しい葉が広がろうとしている。いくつかの側芽の中に花芽が隠れている。 芽吹き

上野原市
秋山
190502

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