2004年1月の徒然

 

2004年1月1日(木)曇り

新年明けましておめでとうございます。

今、紅白歌合戦が終わったところです。僕はホームページの衣替えでパソコンの前にへばりついていました。思うようにいかないところがあり、時間を食いました。そのうち、年が変わったようです。皆さま、良い年をお迎えくださいませ。

朝、近所の八幡神社に初詣に行った。予想はしていたが人出が多く、参拝の列が境内を抜けて外の道へと続いていた。参拝はあきらめ、昨年の御札を焚火にくべて帰ってきた。

初詣の参拝の列                                                              お神酒と御神籤の周りで

 

 

2004年1月5日(月)晴れ

昨日、箱根から帰ってきた。箱根では2日に、神山にかみさんと息子との3人で登ってきた。湖尻から坊の沢登山口を経て、神山、大涌谷に抜けるつもりだった。坊の沢登山口に看板があり、冠岳の先大涌谷分岐〜大涌谷間がガスの噴出で危険、ということで通行止めになっていた。仕方ないので下山は同じルートをたどり坊の沢口に下りた。頂上付近は強風とガスで、非常に寒かったが湖畔まで降りてくるとウソのように穏やかだった。この日は、箱根駅伝の往路だ。宿に帰るとテレビをずっと見ていた。

世の中は今日から仕事初めのようだ。僕は、OK園に8日から、M園には13日から仕事初めとしており、まだしばらく正月休みが続く。で、この休みの間に片付けねばならないことがいろいろある。国民健康保険、国民年金の手続き、確定申告(年末調整の代わり)の準備、健康診断、片山整形受診などなど。2年前に同じことをやったはずだが、ほとんど覚えてはいなかった。

 

2004年1月8日(木)晴れ

1年ぶり近くで川崎のOK園に手伝いに行った。OK園は、日本樹木保護協会の樹医を修行している、先輩Tさんの植木屋だ。Tさんはすでに5年くらい、樹医の現場実習で勉強している。協会の山本先生の紹介で、謂わば弟子入り兼アルバイトのような形で、手伝わさせてもらうことをお願いしていた。昨年はS造園に休みが無く、1度も手伝いに行くことができなかった。今年職場を替えることで、やっと時間をとることができるようになったのだ。

今日は、OK園の近くの個人宅が現場だった。とりあえずはアルバイトとして役に立てるのか、試用期間中といった感じか。風が強く寒い日だったが、ともかくは順調に終わった。今週は土曜日までOK園の予定だ。

 

2004年1月12日(月)曇りときどき晴れ

昨日から丹沢水の木での、森林クラブの1月例会に参加した。考えてみるとこれもほぼ1年ぶりの参加だった。僕は、他のメンバーに比べ1日遅れでの参加となったため、11日に帰る人とは、昼の焼きそばを一緒に食べるだけのすれ違いとなった。と言うより、本当は皆11日に帰る予定だったのを、世話役のAさんとNさんが今日まで付き合ってくれたのだ。昨年1年間に新規に参加された人も多かったらしいが、今回の顔ぶれは、2年前とあまり変わっていない、冬の常連のようだ。

1年ぶりの林地は、間伐、枝打ちが本当に進んでいて、大分明るくなっていた。昨年の3月に、個人的に枝打ちの実験と称して、深切り、浅切り、中庸の3パターンの木を施業しておいた。間伐されないように木には札をぶら下げておいた。今回はその木達の1年後を見たくてやってきたのだ。札はまだぶら下がっていたが、どの木が深切りなのかを書いておらず、結局よく分からなくなっていた。と言うのも、枝落としの跡のカルスの巻き込みが旺盛で、外見上はどれも同じになっていた。実験失敗である。今回は時間が充分でなかったが、次回、再度枝打ち実験の仕込みをすることにする。

今日は午前中に薪割りをして小屋を後にした。非常に底冷えのする朝だった。

 

2004年1月15日(木)晴れ

昨日からM園の仕事を始めた。今日はMさんのご兄弟の家の造園作業である。オオムラサキの植え込みをブロック+フェンスに作り替えるため、オオムラサキの堀取りを1日やった。1カ月振りの穴堀りである。明日は、腰と腕が痛そうだ。

M園は、個人邸中心の植木屋さんによくある家族的な雰囲気である。仕事場が家族的で、そこに家族以外の自分がいることにはあまり得意ではない。まあ、気長に気楽にやっていこう。

 

2004年1月19日(月)雨のち曇り

雨の中を亀戸まで、朝の通勤時間帯に電車に乗った。川崎で京浜東北線から東海道線へ乗り換えるため、ホームの階段を降りようとすると、人身事故の影響で東海道線は遅れているとアナウンスがある。仕方なしにもう一度京浜東北線に戻る。車内放送で一言言ってくれれば・・。亀戸に8時半過ぎに着く予定が、9時を過ぎてしまった。昔と少しも変わらないJRである。

樹医セミナーの現場実習として、亀戸天神社の藤ノ木の治療を、これからしばらくやることになる。藤ノ木の治療作業としては、平成13年から続いており今年で4年目になる。昨年、off−JTセミナーを終えた者が、今年から初参加する。初参加組みは僕を入れて4人だった。19日〜22日が現場実習期間で、僕は今日と明日参加する。今日は朝のミーティングが終わるころには雨もあがり、何とか合羽を着ずに作業ができる状態になった。午前中は、苗木作りのために、昨年の藤の実をポットに植える作業を行った。亀戸天神社に寄進した人へのプレゼントにする予定。午後からは土壌改良、施肥作業である。藤棚の下に穴を堀り、肥料と炭チップと殺虫剤を土に混ぜて埋め戻す。この作業を夕刻まで繰り返した。

帰りに、亀戸駅の近くで軽く飲みましょう、と言っているうちに10人の集団になってしまい、9時過ぎまで飲んでいた。家に帰ると11時近かった。

 

2004年1月24日(土)曇り

昨日は、昔の仲間との日本酒(吟醸酒)を飲む会に参加した。毎回、美味しいお酒を安く飲めるので、お誘いを楽しみにしている。散会後、まっすぐ家に帰り11時には寝たのだが、今朝は眠かった。慣れない仕事が続いていて、少し疲れがたまってきた感じがする。

M園の仕事で、横浜国大の化学工学科のある研究室の粗大ゴミの片付けをした。2階までの吹き抜けの部屋で、粗大ゴミは2階の床にあたるコンクリの梁の上に足場板を渡して山積みしてあった。この段ボール箱やら計器類を下ろして外に出してほしい、と言うリクエストである。聞いてはいたが訳の分からない仕事である。梁の上で、埃を被りながら、2階にあたる窓からガラクタを滑車で吊るして車に下ろし、指定された芝生の上まで運んで並べる。最後に足場板と梯子まで外して外に出すと完了。3時だった。今日は早上がりとなった。ついでに来週の月曜日を休ませてもらうことにした。

昼の休みに、国大のキャンパスをブラブラしていると、落葉して丸裸の木に、小さなピンクの花が咲いているのを発見した。家に帰って確認すると、花の柄が短いことを除けば、どう考えてもウグイスカグラだ。だけど、葉の無い木に花が咲くとは、それも1月に。

ウグイスカグラと思われる花芽

 

2004年1月27日(火)晴れ

昨日は仕事を休んで、先日受けた健康診断の結果を聞きに病院に行った。総コレステロール以外は健康そのものだった。確かに正月以来、食べ過ぎの傾向があると思っていた。最近は、暇だと甘いものを無性に食べたくなるので困っている。夜には、以前の会社で、入社以来続いている飲み仲間の会合に参加した。その会の顧問のような方が、会社を退職されて、本当に顧問になられたので、退職のお祝いの会だった。楽しい時間は短く、家には着いたのは12時近かった。

仕事はM園でのブロック塀作りが続いている。頑固な職人(お爺さん)がいて、一人でブロックを積んでいる。67歳だというのに元気だ。こちらは、訓練校以来久々のセメント、ブロックなのと、やはり現場は現場で、何をしてよいか分からずオロオロする日が続いている。

 

2004年1月31日(土)晴れ

昨日と今日はOK園の仕事。世田谷区の瀬田にある、料亭「泉仙」の庭の手入れである。庭は大して広くはないが茶室がある。建物は普通の民家風の造りで、聞くと、以前は有名な女優の住まいだったそうだ。大きなスダジイが6本ありその手入れと、待合の屋根の上の部分に目隠しを作ることが主な仕事だった。

スダジイの手入れは、剪定ではなく玉ごとの刈込みで形を作るやりかただ。剪定で薄くすることなく、刈込みでふんわりと葉を残す方が木には優しいのだそうだ。萌芽力の強い木は、強剪定を行うと強い徒長枝が出てしまう。その徒長枝をまた切る、と言ういたちごっこをしないやり方だ。シイ・カシ類での刈込みは初めてである。シラカシなどでもできるのだろうか。

今日は、Oさんが加わり待合の上に目隠しを作る。コンパネ2枚に杉皮を張り付け、細い竹を押し縁にして剥がれないようにし、待合の向こう側の柱に取り付けた。昼前から少人数でのお茶会があり、途中中断しながらの工事だった。

 

2004年2月の徒然に続く