2004年9月の徒然
2004年9月2日(木)晴れ
鴨居にあるOK園の顧客の庭の手入れが、昨日から続いている。昨日が暑かったため進捗が遅れており、今日は遅くなることを覚悟していた。5時を過ぎてやっと掃除を開始、掃除をほぼ終えたのが7時半。集めたゴミを車まで運んで積みながら、車の周りも掃除し、道具を片付け終わった頃、TGさんは除草剤を撒きに隣家との境の敷地に行く。何だかんだ現場を後にしたのは9時になったいた。現場を9時と言うのは2回目だ。家に帰ると10時近い。疲れた。ビールと梅酒の水割りを呑んで、布団に横になっても腰や足の疲れで寝付きが悪かった。2〜3日前からすぐ近くのベランダで虫が鳴いている。チンチンチン・・と一定のリズムでかすかな音がする。遠くではジーという虫の声の合唱が続いている。
2004年9月5日(日)曇りときどき雨
今日は、鶴見の職業技術校の同窓会があった。京浜急行の鶴見市場の料理屋で12時から、と言う、よく考えると怖い開始時刻だった。ともかく60名以上が集まった。僕の同期は4名の参加だったが、通して27期もあるので、各期平均すると同程度だ。高齢者が多いとはいえ、現役の肉体労働者でもあるので皆元気で、昼間っから呑んで騒いだ。1次会が終わると、各期ごと2次会へ散って行った。僕らは懐かしのキリンビール工場へ行った。勿論、試飲ビールを飲み終わると、ビアレストランへ移動した。ここでは残念ながら、ホットビールがメニューから消えていた。ビールも飲み飽きたので日本酒を頼んだりするうち、結局、心配した通り夜の8時過ぎまで飲み、同期の友人達と別れた。途中での工場見学の時間を別にしても、8時間近く飲んでいたことになる。楽しくかつ疲れた。
2004年9月10日(金)晴れ
自然教育園の生態学実習講座への申し込みをうっかりしていて、先日確認したら満席という返事だった。4月、5月は10数名の参加だったのが、最近は20名を越えているらしい。残念。そこで今日はOK園の事務所作りになった。この事務所作りは1週間ほど前から始めている。OK園の置き場はかつては150坪以上ある敷地を借りていたが、借地を返し代わりに手に入れた40坪程の置き場に縮小していた。僕が来るようになったときも、それ以降も事務所が無く、物置が手狭で整理されておらずグチャグチャの状態だった。毎朝、現場へ出かけるときも、必要な道具を探すのに30分はかかっていた。近くの材木屋から柱や梁の角材を届けてもらい、鋸やノミで俄大工をしている。まあ、年内に完成するかどうか、不安もあるが楽しみでもある。
2004年9月15日(水)晴れ
秋晴れと言っていいのか、単に残暑の晴天なのか、暑い晴天が続いている。今日は、さすがに日陰での作業は涼しかった。今日は樹高5mはある、やたらと高いシラカシの生垣を手入れした。2階の窓の目隠しのための生垣なので、柱も竹支柱も、2階の屋根までの高さで立ててある。おまけに、塀と家の壁の間が1mもないため、2連梯子をほとんど垂直に立てかけて刈込みをする。なかなかスリルがある作業だった。昼飯を食べていると、道路に赤とんぼが飛んでいた。
2004年9月16日(木)晴れ
今日はM園の手伝いで岩槻まで来ている。朝は6時半に横浜を出たら、途中の首都高速が順調で、8時には現場に着いた。仕事は、マンション社宅の植木の手入れだった。社長のMさんは、次の仕事の打ち合わせに、岩槻よりさらに先の加須市まで出かけた。後で調べるとほとんど群馬県との県境の地だ。なんで横浜の植木屋が、そこまで行って仕事をしなければいけないのか、Mさんも悩んでいる。付き合いのある建設会社からの仕事である。岩槻の仕事は3時半には終わり、3台の車で横浜を目指す。道路は順調ではあったが、さすがに帰りは2時間かかった。加須市の仕事は来週である。
2004年9月19日(日)晴れ
昨日と今日と、森林クラブの丹沢水の木の活動に参加した。他のメンバーは明日の祝日まで山に滞在するが、僕は明日に親父の見舞いと、墓参りに行く必要があり、今日帰ってきた。水の木では、アケビやマタタビが沢山採れた。アケビは昼飯のデザートに皆で食べた。食べると言うよりは、種の間の甘味を吸い取り、残った種をプップッと吐き出す作業だ。ほとんど食べる所は無い。マタタビは、7月に虫こぶを確認していたが、今回は無くなっていた。多分、採られてしまったのだろう。好きな人がいるんだ。単なるマタタビの実の焼酎漬けでもマタタビ酒になるのだろうか? 小屋の部屋の中でクモの巣に掛かったかぶと虫を見つけた。よく考えると、かぶと虫がクモの巣にかかるわけがない。調べてみるとダイコクコガネという甲虫だった。ツノが生え、まさに子供のかぶと虫に見える。
ミツバアケビの実 かぶと虫そっくりのダイコクコガネ
3連休の中日のはずなのに、帰りの道はひどく混んでいた。246号線は迂回路が少ないので、1号線まで出て海沿いに帰って来た。3時間以上かかった。
2004年9月22日(水)晴れ
OK園の置き場の事務所作りが佳境である。今日、やっと2階の床までできた。1階の壁板を張り、2階の床板を張ると、さすがに建屋はがっしりして、びくとも動かなくなった。しかし今日はここまで。これから屋根ができるまで、あと最低3日は掛かりそうだ。来週からは、秋の植木管理の仕事が忙しくなりそうで、この事務所を年内に完成させるのが目標ではあるが、結構大変かもしれない。
2004年9月24日(金)曇りのち雨
自然公園指導員の巡視で、今年4回目の丹沢山に登った。塩水橋からの登り始めは曇りだったが、途中から降り始め、山頂では本格的な雨となった。丹沢山の山頂ではバイオトイレの新築工事が行われていた。予定は聞いていたが、現場はトイレの新築と言うよりは、山小屋全体の取り壊しと新築という雰囲気だった。事実、山小屋は売店機能を除いて休業だった。ヘリで運び込まれた仮設小屋がいくつも並び、工事要員が寝泊まりしているようだった。仮設小屋の間に張られたブルーシートの下で雨宿りをしながら、ビールをのみ弁当を食べた。山小屋の番人は常駐していた。トイレは11月の完成予定とか。下山途中で、ブナの立ち枯れ木にムキタケの集団を見つけた。すぐ横に傘の色がより濃いい一群がありツキヨタケが心配になった。縦に裂いても黒いしみが無いので大丈夫とは思ったが、その一群は避けて採取した。家に着いて、発泡酒を飲みながら、ムキタケの醬油の付け焼きとお吸い物を作った。付け焼きが特に美味だった。
(2004年10月の徒然)に続く