2008年2月の徒然
2008年2月1日(金) 晴れ(下刈り)
篠原園地の林地の下刈りを初め、タヌキのため糞の発見で、予定の下刈り地を変更した。園路で囲まれた100uくらいの藪の下刈りを、今日終えた。笹が多く、2〜3日前に刈った笹は、乾燥してカサカサになっている。よく考えると、乾燥した冬に、乾燥した除草屑を山盛りにしておくのは何か不安材料である。先月の半ばにも広場にたき火の跡があった。集めて山にしておくのは、もっと良くないと思い、刈ったままでなるべく山を崩し、踏んづけて平らにしておく。やりっ放しの後のようで美しくない。今回の下刈りは、失敗だったかもしれない。
2008年2月3日(日) 雪(ホームページ)
朝から雪で、外に出かけることがおっくうになり、たまっているホームページメンテをやることにする。このホームページも6年目に突入し、アクセスカウンタも6万件を越えることができ、内心ほくそえんでいた。平均すれば1万件/年だが、2007年は3万件/年だったのだ。ようし、今年は4万件/年で、来年のアクセスカウンタは6桁を目指すぞ、などと思っていたら、最近ぐっと減ってしまい、1月は目標の2/3で終わってしまった。これでは目標を達成できない。これも近頃ホームページをほったらかしている祟りだ、と反省していたところの雪だった。いろいろな話題をそれぞれのページに合わせてアレンジするが、そんな急には終わらない。まだまだバックログはたまっている。話題集めに、昔の写真を見直していると、いろいろな誤り、見逃しに気づく。キバナウツギをツクバネウツギとしていたり、樹皮にあったサルの噛み跡を見逃していたり。ときどき過去の写真の、棚卸しするのも良いことだと気づいた。
2008年2月9日(土) 曇りのち雪(二宮竹の里)
1週間前に、ある信託銀行から企業CSR活動の一環で、二宮のフィールド活動に参加したいと言う相談があった。もちろん大歓迎だが、14人と言う予想以上の参加希望になった。折角なので短期間で、いろいろ受け入れ準備をしてきた。しかし、天気予報は最悪の雪。ただし午後からと言う予報だったので、午前中は大丈夫とたかをくくり実施した。午前中に上の段の竹の伐採、午後は竹紙作りとした。結局、11名の参加、3時までは雨も雪も無し、と言う状況だった。最後は、持ち込んだ発電機とアイロンで、乾燥させた竹紙を持ち帰っていただくことができ、結構充実した体験ができたのではないかと思う。こういった形での活動参加希望が、今後も増えるのではないか、と考えている。良いことだが、本当は、1日だけのイベント的参加では、実質的な意味が薄い。今日の場でも、継続的参加を呼びかけはしたが、あまり期待はしていない。とは言え、フィールドに来ないよりは、1日でも来てくれた方が良いことは確かで、こう言った動きが多くなることを、期待すると同時に支援していきたいと思う。
2008年2月22日(金) 晴れ(下刈り2)
篠原園地の別の斜面の下刈りを初おこなった、夏にはクズのつるや、背丈ほどの草で向こう側が見えないヤブだったが、冬には実生の低木と、笹が生い茂っているだけで、それほどヤブの感じではない。笹の一帯は、仮払い機でサクサクと刈れるが、クズの絡まるところは難渋する。それでも8割方は終えた。ここら辺は、笹やぶの中に、焼酎の空きペットがよく捨てられているところだ。ゴミ袋を持って回収すると、10個以上あった。この園地で、焼酎を飲んでは家に帰る習慣のおっさんなのだろう。笹やぶだと、捨てたとたんに見えなくなり、罪の意識が薄くなるのだろう。これからはゴミが丸見えだ。やはり無神経に捨てていくのかどうか興味深い。
夜は、急いで支度をして新幹線に乗る。土日に和歌山で行なわれる聚のイベントの手伝いだ。
2008年2月24日(日) 曇り(植樹)
この土日で、和歌山の白浜での植樹のイベントを手伝い、帰ってきた。A生保さんの企業CSR活動で、環境ボランティア活動の支援依頼が聚にあり、大阪の事務局を中心に準備を行ったきた。数年前にスギの人工林が皆伐されたあとを借り、地元の植生の照葉樹を植えて、なるべく自然林に戻す、と言う植樹イベントである。準備段階では、無数に生えたカラスザンショウの棘の幼木を切り倒し、怪我をしないように切り屑を畝状に集める作業が行なわれた。延べ数百人の工数だったそうだ。その努力がすごい。放っておけばカラスザンショウの森になり、自然遷移の末に数百年かかって目指す森になるはずである。素直に言えば、わざわざ生えている木を切ってまでして、買ってきた木を植える意味があるのか、となる。しかし考えてみれば、お金と社員の土日の時間を使ってまでして、木を植えたいと言う気持ちとエネルギーは大切にしたい。
あいにくの空模様で、ときどき雪まじりになる強風の中、40人のA生保さんと聚のメンバーが1000本の苗木を植えた。せっかく植えたのだから、その後の手入れをしないとどうなるのか、落葉樹の植樹はどうなのか、など長い時間をかけて観察する場にしていくのも良いと思う。
(2008年3月の徒然)に続く